第二十三回 いつもと違う夏休み。
――特に今年は。
病院とも違えば、
お家でもないの。
お外を駆けるの。
走る車椅子。ちゃんと目的地があるもの。
それは、あなたのもとへ。
これってまるで……
恋愛もののシチュエーションだね。
でも、そうなの。
あなたは、僕を連れ出してくれた。
囚われの、お城から。
だからこの夏、あなたとともに参ります。
――『天使のうたたね』
制作の旅へと。いつものように空想だけれど、
今年は違うの、一人じゃないもの。
それはあなた、
九日から始まる夏休み、
明けるのは十七日からだから、
またすぐ会えるよ、体操着の
そのお姉ちゃんの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます