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2023年5月1日 01:40
放 心 (゜゜)長い夜だったなー……と、天井を見上げております。ユーリの前でテディがやっと、初めて本当の気持ちを露わにしたんですよ。本当はルカが好きだけど、言えない。そんな思いを抱えているんだっていう。ユーリと本音でぶつかり合い、二人は最後に本当のキスをして別れる……。なんてすごい話なんだろう!千弦さんの人間ドラマここに極まれり!きっと次はルカとテディがよりを戻してくれるに違いない!と、ページをめくったらですね。え、エアコンのおっさん!?ああっ、ユーリが! あああっテディ!!え、死? うそマジで? ご遺体言ってる!? いやあああああ……双子!!??ひゃー、もう、アドベンチャーレース張りの山あり谷ありで(涙)テディの弟には悪いけど、テディが生きていて、前作より見守り続けた親戚気分の読者はホッといたしましたよ(*´Д`)しかし……あの冒頭と、ジェシの目撃情報などの伏線が、こういう展開に繋がってくるだなんて! すっかり掌で転がされてしまいました。感服です!前のコメント返信で、BLジャンルだと読まれないと仰っていましたが、むべなるかな。もう何十年も昔にBLが隆盛を極め始めた頃、誰かの評論めいた文章を読んだのですが、そこには「BLは男女の間だと生々しく現実的な問題に繋がるセックスを理想化し、生殖という目的なしに愛し合う関係を打算なく見せてくれる」ゆえに、女性に人気なのだという解釈が書かれていました。なるほどなあと思ったのですが、この論法からいくと、千弦さんの作品は現実を理想化するどころか、トランスジェンダーを巡る現実問題とがっぷり四つで取り組まれていますし、男同士だろうが受け手の傷はあるし打算もあって当たり前、という見過ごされがちな事実をしっかり書き留めてくださっているので、ドリームを求めるタイプのBL読みさんに受け入れられなくても、ある意味当然なのではないかと感じました。そして私は、こういうタイプの作品の方が断然好きなのです!もう少しで、こちらの物語も終わってしまいますが、一体ルカとテディはどうなるのか……ドキドキしながら、最後まで楽しみたいと思います♡
作者からの返信
こよみさん、おはようございます。また一気にたくさん読んでくださって……! ちょうどクライマックス部分で展開が慌ただしいので、放心されるのも無理ないかと(^^; でもそんな反応も嬉しい♪ページを捲ったらエアコンのおっさんですみません(笑) 双子については、ミステリならこんな展開は禁じ手なんですが、推理モノじゃないということでお目溢しを願います(^^;この〈THE DEVIL〉に初めてお寄せくださったコメントへのお返事でちょっこり書きましたが、冒頭のシーンは、実は最初はテディでした。初めこれは、テディという不幸な翳をまとった非凡なベーシストの死によって、人気絶頂の最盛期に伝説を残して消えたバンドの物語……のはずだったんです。それが、情が湧いたというか惜しくなったというか、どうしてもテディを殺せなくなってしまって。それでなんとか生存ルート(?)を考えてプロットを練り直し、こうなったんですwでも、冒頭は改稿時にちょこっと直したくらいで初め書いたのとほぼ変わっていないのです。つまり、書いた時点では間違いなくテディでした。作者まで誑かされるとは、我ながらとんでもないキャラを生み出したもんです★BLは、そうか……女性にとってある種のファンタジーなんですね。リアルだからだめなのか(笑) すごく納得しましたw 実は私、二次創作ではアレコレ読みましたが、オリジナルのBL小説はほとんど読んだことがないのです。漫画も、〈THE LAST TIME〉を読んでくれた方々数名に教わって『風と木の詩』や『バナナフィッシュ』を去年やっとこ読んだくらいで……あ、まだ萩尾望都先生読んでないや(汗)こよみさんがこういうののほうがお好きでよかったーー!うわあぁ、また長くなってしまってスミマセン!はい、あと少しでこの長い物語も終わりですね。シリーズずっと続いてるのでどうなるかお楽しみに~とも云いにくいですがw、たぶんこの「選択」は読めないだろうというのがあるので、ぜひお確かめになってくださいませ。コメントをありがとうございました!
放 心 (゜゜)
長い夜だったなー……と、天井を見上げております。
ユーリの前でテディがやっと、初めて本当の気持ちを露わにしたんですよ。本当はルカが好きだけど、言えない。そんな思いを抱えているんだっていう。ユーリと本音でぶつかり合い、二人は最後に本当のキスをして別れる……。
なんてすごい話なんだろう!千弦さんの人間ドラマここに極まれり!きっと次はルカとテディがよりを戻してくれるに違いない!と、ページをめくったらですね。
え、エアコンのおっさん!?
ああっ、ユーリが! あああっテディ!!
え、死? うそマジで? ご遺体言ってる!? いやあああああ……双子!!??
ひゃー、もう、アドベンチャーレース張りの山あり谷ありで(涙)
テディの弟には悪いけど、テディが生きていて、前作より見守り続けた親戚気分の読者はホッといたしましたよ(*´Д`)
しかし……あの冒頭と、ジェシの目撃情報などの伏線が、こういう展開に繋がってくるだなんて! すっかり掌で転がされてしまいました。感服です!
前のコメント返信で、BLジャンルだと読まれないと仰っていましたが、むべなるかな。
もう何十年も昔にBLが隆盛を極め始めた頃、誰かの評論めいた文章を読んだのですが、そこには「BLは男女の間だと生々しく現実的な問題に繋がるセックスを理想化し、生殖という目的なしに愛し合う関係を打算なく見せてくれる」ゆえに、女性に人気なのだという解釈が書かれていました。
なるほどなあと思ったのですが、この論法からいくと、千弦さんの作品は現実を理想化するどころか、トランスジェンダーを巡る現実問題とがっぷり四つで取り組まれていますし、男同士だろうが受け手の傷はあるし打算もあって当たり前、という見過ごされがちな事実をしっかり書き留めてくださっているので、ドリームを求めるタイプのBL読みさんに受け入れられなくても、ある意味当然なのではないかと感じました。
そして私は、こういうタイプの作品の方が断然好きなのです!
もう少しで、こちらの物語も終わってしまいますが、一体ルカとテディはどうなるのか……ドキドキしながら、最後まで楽しみたいと思います♡
作者からの返信
こよみさん、おはようございます。
また一気にたくさん読んでくださって……! ちょうどクライマックス部分で展開が慌ただしいので、放心されるのも無理ないかと(^^; でもそんな反応も嬉しい♪
ページを捲ったらエアコンのおっさんですみません(笑) 双子については、ミステリならこんな展開は禁じ手なんですが、推理モノじゃないということでお目溢しを願います(^^;
この〈THE DEVIL〉に初めてお寄せくださったコメントへのお返事でちょっこり書きましたが、冒頭のシーンは、実は最初はテディでした。初めこれは、テディという不幸な翳をまとった非凡なベーシストの死によって、人気絶頂の最盛期に伝説を残して消えたバンドの物語……のはずだったんです。それが、情が湧いたというか惜しくなったというか、どうしてもテディを殺せなくなってしまって。それでなんとか生存ルート(?)を考えてプロットを練り直し、こうなったんですw
でも、冒頭は改稿時にちょこっと直したくらいで初め書いたのとほぼ変わっていないのです。つまり、書いた時点では間違いなくテディでした。作者まで誑かされるとは、我ながらとんでもないキャラを生み出したもんです★
BLは、そうか……女性にとってある種のファンタジーなんですね。リアルだからだめなのか(笑) すごく納得しましたw 実は私、二次創作ではアレコレ読みましたが、オリジナルのBL小説はほとんど読んだことがないのです。漫画も、〈THE LAST TIME〉を読んでくれた方々数名に教わって『風と木の詩』や『バナナフィッシュ』を去年やっとこ読んだくらいで……あ、まだ萩尾望都先生読んでないや(汗)
こよみさんがこういうののほうがお好きでよかったーー!
うわあぁ、また長くなってしまってスミマセン!
はい、あと少しでこの長い物語も終わりですね。シリーズずっと続いてるのでどうなるかお楽しみに~とも云いにくいですがw、たぶんこの「選択」は読めないだろうというのがあるので、ぜひお確かめになってくださいませ。
コメントをありがとうございました!