46話 〜遊園地デート〜

いや〜色んなアトラクションなどなど、楽しみましたー!!


「楽しいねー」


「そうだな、でも帰る時間も近づいてきたな」


「そうだね〜、もっといたいな〜」


「ま、まぁまだ時間あるし。時間いっぱい楽しもうな」


「うん!」

近くに泊まり…とかではないのでやっぱり帰る時間は早くなるわけで。また来れたらいいな。


「あ!」


「お、どうした?」

さくらが急に大きな声を出しました。


「ぽむぱる!!」

ぽむぱる…。さっきも言ってたな、なんだ?


「ぽむぱるって…、ちょっと」

さくらが小走りで向かっているのは、着ぐるみ?


「あ、ふーくん。ごめんね、あの子ぽむぱる! 写真撮りたいの〜」

なるほど。彼(彼女?)がぽむぱるか。あー、ジュースの上にいた生クリームたちはあれを表してたんだな。


「そういうことか、行こうぜ」


「うん!」

嬉しそう。…別に着ぐるみに嫉妬なんてしないですけどね。




「ぽむぱる〜、お写真いいですか!」

子供みたいにはしゃぐさくら、相変わらずかわいいな〜。


「わぁ、ありがと〜! 腕組んじゃお!」

おいおい! ぽむぱる、俺でも組んだことないのにさくらと腕組むなよ!!(さくらから組んだけどね) …いや、取り乱すな。俺。さくらの喜ぶ姿を見るため、心を無にしてシャッターを切ろう。


「撮るよー…」


\お客様ー、お撮りしましょうか?/


「あ…」

おぉ、どうしよう。別に俺はぽむぱる好きじゃないし…。


「ふーくん、撮ろうよー!」


「おぅ」

さくらに呼ばれたら行かない理由が見つかりません!


\撮りまーす!/

おっと、ぽむぱる俺とも腕を組むのか! ファンサがいいやつだな、俺はファンじゃないけど。


\はい、チーズ/




「やった〜、ぽむぱると写真撮れた〜」


「2ショットじゃなくてよかったのか?」


「なんで? ふーくんも一緒がいいじゃん! 素敵な思い出が増えた〜!」


「…そっか。よかったな。後で俺にも送って」


「うん!」

ぽむぱるとの写真も俺との思い出…嬉しい。…いや、ぽむぱるに嫉妬はしてないですから。


「次で最後くらいかな〜」


「そうだな」


「じゃあ、観覧車乗ろっか〜! 遊園地デートの最後って感じ!」


「そうだな、観覧車行こう」


さくらとの遊園地デートのラストを観覧車で締めくくれるとは、よし最後まで楽しむぞ!

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