45話 〜遊園地デート〜
「おぉ…。ここも並んでるな」
さくらの行きたがっていた飲み物の売っているカフェ(?)に着きましたが…ここもまた並んでいますね。
「ほんとだね。…やめとく?」
おぉ、不安そうな顔にさせてしまった…!!!
「あ、違う違う! 並ぶのが嫌だって意味じゃなくて、どこも行列だな〜って思ったことを言っちゃっただけだから! ごめんな、並ぼう?」
「なるほど! ありがとう、ふーくん。並ぼー!」
よかった、元気になった。
\お次でお待ちの方どうぞー/
お、俺たちが注文する番です。さくらにここで有名なやつを一緒に頼んでもらうことにしたけど、どんなものが来るんだ?
「ぽむぱるジュース2つお願いします!」
\はい、サイズはどうなさいますか?/
「えっと。ふーくんはどのサイズがいい?」
え…。ぽ…ぽむなんだって? よくわからないけど…。
「1番…小さいやつで」
「じゃあ、SサイズとMサイズください」
\かしこまりましたー。以上でよろしかったでしょうか?/
「はい」
\お会計、500円になります/
飲み物に500円! あ、1個だと250円か。…ってか、さくらに払わせてた…!!
\あちらでお待ち下さい/
「はい」
「さくら、ごめん払わせちゃった。はい、500円」
「え! いいよ! 私が来たかったんだし!」
「…じゃあ250円」
「大丈夫だよ?」
「俺が払わせるの嫌で…受け取ってもらえる?」
「そっか、わかった!」
よかった。俺の分だけでも受け取ってもらえた。
\12番でお待ちの方〜/
「あ、私たちだ。はーい!」
俺も行くか。…え。
「ありがとうございます。はい、ふーくん」
「でかくね!?」
「あはは、ふーくん驚くと思った〜!」
クリームのってるし、なんか刺さってるし…でかい。なんかのキャラクターか? でも、うまそうだな。
「めっちゃびっくりした。飲み物って言ってなかった?」
「えへへ、これ飲み物だもーん!」
…今時の飲み物はわからん。
「座って飲むか」
「うん!」
「うっま!」
「えへへ、でしょ〜! テレビで見て美味しそーって思ってたの!」
確かにめっちゃうまいな。
「ふーくんも甘いの好きだからいいかなって」
「おぅ、うまい。教えてくれてありがとな」
「うふふ、いえいえ〜」
美味しいものを知れて、隣で好きな子が笑ってて。最高です!
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