第25話

ふー。片づけは一通り終わったな。まぁ俺の部屋そもそもそんな汚くないし(ドヤ)。よーし、課題にでも手をつけますかー!


\ピコン/


お? 誰からだろ。


“From さくら”

お! さくらからメッセージきてる!


“ふーくん、今何してる? 暇だったら一緒に勉強したいな。課題がわからなくて…。”


おぉぉ! さくらからの誘い! 一緒に勉強かぁ。デートっぽくはないけど、そばにいられるだけども嬉しいな。


“俺も課題始めようかなって思ってたし、いいよ。俺ん家来る?”


…あ。母さんに言わないと。



「母さん、さくら呼んでもいい?」


「あら、誘ったの〜? いいじゃない、呼びな呼びな!」


「まぁ、そんなとこ。ありがと」

誘われたんだけどね。ってか、ニヤニヤしすぎだろ。


「お母さん出かけた方がいいかしら?」


「え?」


「2人の邪魔しちゃ悪いでしょう?」


「いや、勉強しに来るだけだって」


「あら、そう?」


「…何もないし、さくらも会いたいだろうから家にいなよ」


「そうねー、じゃあ今日は家にいることにするわ」


家に2人きりは…別に何もしないけど(勉強するだけだし)緊張しちゃうよな。


\ピコン/


“やったー! 準備したら向かうね!”


お、さくら来てくれるか。あ、迎えにいった方がいいのか? いや、準備したら向かうって言ってるから勝手に迎えに行ったらよくないかもな。大人しく準備でもしておくか。


課題教えてってことは数学か? さくら苦手だもんな。一緒の教科やった方が進むだろうし、でも理科系統も苦手か。その辺を用意して、後は飲み物。んー、飲み物は来てからでいいか。母さん準備してそうだし。あ、机。ここに出しておくか。これなら2人でできるな。よし、さくらはもうそろそろ来るかなー? 勉強会とはいえ、2人で夏休みに会えるなんて…やっぱわくわくするなー!!



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