第6話
テレビ「次のニュースです。星見高校周辺で、殺人事件が起こりました。被害者は佐藤緑さん17歳、警察は被害者の周りに「K」の字があったことから、以前の殺人事件と同一人物と考え捜査を進めています。」
星見高校って言ったらうちの中学の近くじゃないかよ。うちの生徒達にも注意しておかないとな。
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学校にて 、帰りのHR
ミジョ・ニキ「ニュース見た人はわかると思うけど、最近この当たりで殺人事件が起こってます。下校する時は十分気をつけて帰るように。じゃ、さようなら。」
僕がそう言うと生徒たちが騒ぎ始めた。
男子生徒「あの事件の犯人って連続殺人犯のKだろ?今日塾あるから怖いわー。」
青山凛太郎「大丈夫、大丈夫!ヤバくなったら俺を呼びな!」
深田薫「透ちゃん、一緒に帰ろう?私1人だと怖いからさ...」
透「いいですよ。」
深田薫「ありがとう!」
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薄暗い廃工場に2人の影があった。1人はセーラー服を着ている女子高校生だ。手足を縛られ口元には猿轡をされている。もう1人はニコニコして満面の笑みを浮かべている女性だ。。手にいくつか傷がある。
女子高校生「んっ...んんん!?んっ!んっ!」
手に傷がある女「あ、ようやく起きてくれたかー!そんなに暴れても無駄だよー。僕のこと知ってるかな?テレビとかでよくニュースになってるんだけど?」
女子高校生「んっ!んっ!」
手に傷がある女「あ、喋れないんだったね!ごめんごめん。みんなの周りでは僕のことKって呼んでるのかな?その通り僕の名前はKって言います。以後お見知り置きを。って言っても君が僕の名前を呼ぶことも無ければ、喋ることもないだろうねー。」
そう言うと、Kは女子高校生の顔を打った。
女子高校生「んっ!」
女子高校生が痛がる素振りを見せると、Kは大きい声で笑った。
K「あははは!!!いいよ、いいよ!僕はね、可愛い若い女子達が痛がる顔が大好きなんだ!君が思ってる感情は何かな?恐怖?絶望?怒り?なんでもいいや!さぁもっとその綺麗な顔を見せてくれよ!」
またKは女子高校生の顔を2発、3発と殴った。何度も何度も殴っていると、女子高校生の顔から血が出てきた。するとKは殴るのを辞めた。
K「おっと、血が出てきちゃったか、僕は血が嫌いでね。だからナイフとかを使わないのさ。血が出てきちゃうし、すぐ死んじゃうでしょ?」
Kは女子高校生の血をガーゼで止め、また殴り始めた。そして血が出ればガーゼで血を止めるを繰り返していると、夜が明けた。女子高校生は、息絶えていた。
K「あーらら、死んじゃったかー。さーて次は誰にしようかなー。たまには女子中学生でも狙ってみようかなー。」
Kは写真が沢山貼ってあるホワイトボードに向かって歩いていった。
K「ど、れ、に、し、よ、う、か、なー。あ、この子可愛いじゃーん。」
Kは写真を指さした。その写真には透が写っていた。
Kは女子高校生の死体を人気の少ない路地裏に運んだ。そして死体の近くに血でKの文字を書いた。
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翌日
犬「ワンワンっ!」
深田薫「ちょっとそんなに引っ張らないでよ!」
薫は犬に引っ張られ路地裏に入ってしまった。そこには、女子高校生が倒れていた。
深田薫「きゃぁぁぁぁ!!」
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