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後日、言われた場所に向かうと
こちらをじっと見つめてくるものがいる
多分彼らの事だろうか?
「おい!そこのあんちゃん話は聞かせて貰った」
「おいおい、なに二人ともビクビクしてるんだよったく最近の若い者はダメね」
「まぁそんな言うないのジョンそれとメディカ、えーっとよろしくな?私はマキ」
そんな二人に対しマキさんだけは、天使のようで可愛かった。
――――いてぇ…
背中に電気が走るナザールが僕の背中を何度も叩いてきたながら
「なによ、なによ、鼻の下伸ばしてバカじゃない」
それを機に和やかな雰囲気に変わった。お互い軽い挨拶を済ませる
魔王の痕跡の手がかりがあると言うの隣国テクトに早速旅立つことに・・・
5日かけて到着する―――――到着時にからあることに気が付く。この前みたいに簡単に移動出来たのでは無かったのだろうか?
「なにそんな苦い顔してるの?ひょっとして前みたいにパッパッとできなかって? それは無理発動条件があるのよ」
ナザールは小馬鹿にしたような笑い方でクスクスと笑い。
「ったくそんなも知らねぇのかよ」
「こら、そんな言い方もしないのメディカ」
「うるせぇな、いい子ぶってじゃねよ」
メディカは僕に嫌味言うそれをマキさんが止めるように間に入ってくれる。
あぁ~マキさんだけは僕の味方だ。
ジョンが地図を開き
「早速ついたばかりであれだがこれより情報収集を開始する」
ジョン以外は疲れたのか、みんな気怠そうに話を聞く。
「いや、さすがに着いたばかりじゃないですか、少し休憩を…」
「そうか、そうか、ならばお前と俺で情報収集行だ」
「えっ?」
「お前も男だろうがぁ いいから着いてこい」
僕を引きずって行く。後の3人はあらあらっという感じで見届けていく。
酒場の扉を開き。今回の情報提供者が奥の席に座っているらしいがどこを探しても見当たらない
「おい、マスターいつもこの場所の席に人は見なかったか?」
マスターは不愛想に首を横に振る。どうしたものかとお互い話し合うなか突如外から悲鳴が
「おい、どうなってるんだ?」
ジョンの後を追って店の外に出る。さっきまでとは違い空気が重く周囲は異臭と断末魔が…
「ジョン!、どこに行ったの?ちょ先に置いて行くなよぉぉ‼」
「たっ、たすけて・・・」
微かな声
「ちょっとこの瓦礫退けるから待って。 うわぁ」
体半部が裂けた様に無くなっていた。あちらこちらから血が流れ始める
次第に悲鳴が鳴りやむ、血の池が出来ていた
遠くの方に煙が立ち昇っている。誰かまだ生きてるかもしれない
その場を逃げるように走り始める
「こっちにくるなぁ!お前は逃げろ!」
メディカの声が聞こえる良かった生きてる‼
「待ってて下さい‼今そっちに行きます‼」
「いいからこっちに来るな!」
―――――「そこに居るのは名無し勇者くん?」―――――
何かが飛んでくる。
グチャ…っと僕の足元に落ちる
「あら、あらダメじゃないの。大事な大事なジョンの頭部を受け取らないと、 うふふ」
「よくもそんなこと言えたわね!マキ‼。ジョンの仇取ってやるわ、覚悟しなさいよ!」
「なんでこんな酷いことを…」
マキを不敵な表情を浮かべる
「なぜって? あははは…この世界に絶望したからよ‼私はね幼い時に両親を殺された。それから大人になり嫁いだのだけど夫は殺され。息子は行方不明」
マキさんは激しく揺れて僕たち訴え掛けている―――
「だからっと言ってジョンや町住人を殺すのは勝手すぎるでしょう!?」
「もちろん訳あって殺したの。両親と夫は探究者だった魔王と世界との因果関係を掴んでた…」
「それと何が関係あるんだよ‼」
「関係あるわ‼この国は魔王を崇拝していた。真実を公開すると民衆を制御出来なくなるのを危惧し始め両親と夫は殺された」
「それでもジョンは関係がないじゃないか!」
「あるわ‼私は自然となぜ殺されたのかを知る為その調べ。その時に知ったの私の夫を殺し息子を攫ったのはジョンっだて」
マキは周辺は無数の魔法陣が散らばって居た
「マキってめぇまさか!?この地を更地に返するつもりか‼」
「ええ、ご想像通りに」
高笑いが響く
「ナザールと名無し勇者先に逃げろ。ここは何とかする」
赤く光り始める
「で、でもメディカさんは・・・」
「いいから行け!これでも仲間だ。さぁ早く行け」
「うふふ、逃げれきれるかな?」
次第に街全体に大きな光に包まれた。
すべての物が吹き飛び。最初から何も無かったかの様に無数の砂漠が広がっていた
「た、助かったのか?」
「ええ、何とか咄嗟に防衛魔法使ったからね、…」
辺りを見渡すが僕とナザールしか見当たらなかった。
「もう、討伐退治辞めない?」
「なに?本気で言ってるの?」
「だって、こんな死ぬ思いして旅続ける必要性がないって。それに皆の足引っ張てばかりでさぁ」
「バカ‼、この無責に勇者、あんたが代わりに死んだら良かったのよ‼」
「なんなんだよ。そもそも好きで勇者やってる訳じゃないし」
次第にお互い離れて歩く
それ以降彼女の姿は見なくなった
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