高鳴った胸。

まぁ、いいか。

私は今日こそ、夕斗に気持ちを言うんだ。

そう決めてからどれだけ時間が経ったかな。

｢ああ、今日が終わっちゃう、、｣

結局勇気が出なくて、今日も終わってしまう

｢沈まないで〜、｣

って小さい声で言ったって、太陽は沈んでいく。

｢も〜…｣

悩んでいると、

｢ここーみっ！！聞いてる〜？？｣

｢へ、？！夕斗？！｣

｢あははっ、そんなにびっくりしなくても〜｣

｢なに、｣

｢今日も一緒にかえろ〜よ！｣

｢ん、わかった。｣

帰り道、夕斗の方を見れなかった。

そうしているともうすぐ夕斗と別れる所まできた、私は勇気を出して

｢ゆ、ゆうと、あの…｣

｢あ〜！めちゃくちゃ綺麗！｣

あんたの事が好き、この言葉は夕斗の声にかき消された。

｢も〜…あんたさぁ、｣

｢綺麗だよね？ね！｣

｢そうだね、｣

思わず吹き出してしまった。

｢あ〜！心海笑った〜！｣

｢なに、笑うよそりゃ、あははっ、｣

あれ、何しようとしてたっけ、まぁ、今はこのままでいいかな。

また勇気が出た時は、神様、よろしくお願いします。