ハーフ

「その髪の色いいね」

「その髪色になりたい」


そう言ってくれることはとても嬉しい


けれど、

「英語喋れるからいいよね!」


「英語が喋れる」という偏見は自分たちにとっては苦しいものだ

なぜなら、そうでなければみんなは冷めるから

みんなの期待に応えないと、もう興味を持ってもらえないから



「この英語の意味何?」


おなじみの質問

答えられないと、役立たずって言われる

とても辛いことだ



「英語のテスト何点?」


これもおなじみの質問

高い点数じゃないと、馬鹿にされて冷たく返される

とても辛いことだ

だから、必死に勉強する

最後には、それが自分の首を絞めるんだ


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