第19話【5000PV突破記念】番外編中学のある夏休み
中学一年の夏休みのある日。
香河家の春の自室。
テレビの前で男女三人が騒がしくしていた。
「はるちゃんはるちゃん、今なら倒せるよ」
「うん。おりゃあ!」
春は、東江に言われたように攻撃を相手に繰り出すと、みえなが操作しているキャラに攻撃がヒットして、倒れた。
「ハルくんに負けたよ~ああぁ」
みえなは、コントローラーを床に置いて、悔しそうに頭を抱える。
「もう少しだったのに......何で、何で......」
みえなは、春を睨み付けながら呟いている。
「ひーちゃんが言ってくれてなかったら負けてたよ。今のは」
「東江ちゃんがアドバイスしなければ......勝てたのに。悔しい~もう一回、ハルくん!」
「僕負けるよ。今度は」
春とみえなは、コントローラーを握り、キャラの操作を始めた。
3分経過──みえなが無邪気な笑みを浮かべピースした。
扉が開いて、母親が昼食ができたことを伝えにきた。
「皆、お腹空いたでしょ。昼食を食べにきなさいよぅ」
「わかったよ、母さん」
「はーい。今日は何かな?」
「ありがとうございます」
母親が伝え終え、扉を閉めリビングに戻っていく。
三人は、電源をいれたまま、階段をおりてリビングで昼食を摂る。
昼食を摂り終え、戻りゲームを再開した。東江とみえなが対戦した。
ゲームを終えて、宿題を進めて、5時30分にみえなが帰っていく。
東江は、一緒に夕飯を摂り、帰っていく。
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