古来よりこの地球に在り、人類より遥か前に陸上で栄え、
地上に人類が覇を敷いた後も、変わらずその隣にいる異形である昆虫。
そんな彼らの種として違う見た目に、時に魅入られ、見下し、また、恐怖の念を抱くこともある。
だが、彼らが昆虫ではなく、可愛い女の子の姿に見え、会話が出来るのであれば、
そこから垣間見える世界は一風変わったものとなるのではないか。
この作品は、主人公「黒木幹也」の、その身体から虫を惹き付ける樹液を出し、接触すれば人間に見えてしまうという、
あまりに特異な体質をトリガーに、ドタバタとコメディタッチにストーリーが進行していく。
彼が、可憐な少女や女性に見える昆虫達と、どのような奇想天外な日々を歩んでいくのか、
是非ともその目で確認して欲しい。