1章9話 - 殷き蹉跌
そして無数の
「――あいつがいた」
戦に身を投じる者が大なり小なり持ちあわせるはずの
「こんなしみったれた情報じゃ確定できねェが、確定したものとみなして動く」
そんな彼が、たとえ借り物の
死者の安息地たる
「シャロンだったか、そいつは無視していい。てめえ、前に子供がいるって言ってたからなァ。殺しちゃまずいかといちいち気遣うのも面倒くせェんで、勝手に確かめさせてもらったけどよ……とんだ
そこで言葉は静かに
「――ローズ」
彼の心性にまるで似合わぬ
「ようやく見つけた。オレ様の獲物に手ェだすんじゃねえぞ」
決意は宣誓となり、
武器庫が無人と化してようやく、
けれど物理
そこはただ、ただ、
おそらく陽のあたる場所ならば、
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