俺を諭しているのか
君が作ったピラフに足りなかった緑を添えるために、キッチンに置いてあった植木鉢から草花を無造作にむしって散らした俺は、その後、穴が開いた床を塞ぐために、壁にあった棚をもぎ取って床に当てたことで、ピラフが盛られた皿を食卓に運ぶことができた。
機転が利いていそうで、その実、別のものを失うような行動をとった俺は、得るものよりはその代償の方が大きかったことを君から指摘され、結局、食事をとることなく部屋を出て行った。
そんな夢から覚めた。
いったい、どんなことを俺に諭しているのだろう。
いやいや、そんな夢に、諭すとか、注意を喚起するとか、そんな意味はないのかもしれないが。
わけがわかんなくてもよいから、できれば、もっと穏やかな夢を観させてほしい。
って、いったい、誰に向かって言っているのやら。
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