めちゃくちゃ良かった。
良かったうえで読むのが辛かった。
刺さりすぎた。
やめろ。三十路にこの話は効く。
今でも繋がってくれている友達の顔が浮かんできたよ。
いつか自分が悪いことに手を染めたら、あいつらは「アホやなぁ」って笑ってくれるんだろうなって。
みんな抗えないんだよ。
必死で歯食いしばって、過去を振り向かないようにしてんだよな。
でもつえーから。
過去ってのはつえーから。
青春ってのはつえーから。
ふとした時に強烈な力で振り向かせてくるんだよなぁ。
現実にこんな薬があったら、同じように社会問題になるだろうな。
まったく、なんていい作品書きやがんだ。
てめぇってやつはよ。
作者からの返信
過去って強いですよね、ほんと。ふとした拍子に、気を抜いたら吸い寄せられそうな魔力があります。
過去だけ見ていては生きていけない、けれど過去がなくては生きていけない……そんな気がしてます。
読んでいただきありがとうございました!
スタンド・バイ・ミー+クリスマスキャロルといった感じでしょうか。
ハッピーエンドの後味の良い作品でした。
作者からの返信
(どちらも見たことないなんて言えない……笑)
自分も実家を離れて数年、コロナのせいで帰省できないせいで溜まった郷愁の念をぶつけました( ˇωˇ )
読んでいただきありがとうございました!
えぐっ。まれさんえぐいです。
陽炎って薬物の設定も、話の展開も、えぐいです。
なんでこんなの思いつくんですか……。
過去にすがる気持ちも、現実がどうしようもなく見えてしまうことも、人間誰しもがあることなんだと思います。
それに漬け込むような、陽炎。
そして、そこから救うのは、輝かしい青春なんかじゃなくて、確かな愛情であり、今なんだと思いました。
「お前らと会うの、夢の中だけじゃ足りねえや」
最後のこのセリフが突き刺さりました。
これをいうために、この物語があったんじゃないかとそう思うほどに。
なんて素敵なセリフなんでしょう。
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
過去に戻りたいアラサーくらいをターゲット(つまり自分の世代)に書いたのですが、心理さんみたいな若い方にもそう言っていただけると嬉しいです。
陽炎の設定は……なんかふと思いつきました( ˘ω˘ )笑
最後の台詞は、自分でもお気に入りです!
読んでいただきありがとうございました!