第06話 魔と闇の接触
街の広場には三人の巫女たちがいました。
街を見回し、何かを話し合っていますね。
私と…本体の
彼女達は東西に分かれて街を散策するようです。
私たちの方には闇の巫女が、一人で向かって来ていました。
「下手すると、私は殺されてしまいます」
私は蝙蝠女に言いましたが、蝙蝠はヒラヒラと舞うばかりでした。
しょうがないですね、死なないように慎重に、慎重に行きましょう。
私は、静かに地面に降り立ちました。
蝙蝠は、崖上から見下ろしてますね……。
僅かな魔力を《イブの杖》に送ります。
街中を疾走していたのでしょう。
角を物凄い勢いで曲がって来た闇の巫女は、私を発見し、その足を止めました。
その漆黒の瞳は、私を捉えて離しません。
その《漆黒のカタル》は、今にも私の首を跳ねてしまいそうです。
……ふぅ。
さて、では始めましょうか。
闇の巫女さん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます