突然の接点①

 どこの学校か分からないが制服を着ており黒髪ショートヘアでジト目気味の女の子が首元に付いているリボンをもじもじと弄りながら小さな口を開いた。


 「あのっ、その。。」


 だが俺にはこの子の事が全く見覚えがない、怪しい事に手を染めた覚えもない。


 「どなたですか?」


 恐る恐る女の子にそう問いかけると再び話し出した。


 「と、トイレ、、、」


 照れているのか話が上手く聞き取れない。


 「な、なんて?」

 「トイレを貸してって言ってるの!!」


 そう言うと鬼の形相で家中の扉をバンバン開けている。トイレを探している様だったので常識が無さそうなその女の子に位置を指で差して教えてあげるとジト目でこちらを睨みつけるとトイレへと姿を消した。


 




 

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