宝石売って、ウッハウハ!

 鉱山都市に帰って、シエルの父親が馬に乗ってとんでくる。


「お~い!!お前たちが、進んだ道どうしたんだ?まったいらじゃないか!これはどういうことだ、説明しろ!」


 シエルがスッと出て、説明する。


「こちらに、いらっしゃる、ポコ様が道を、おつくりになりました。わたくし、この方の奥さんになりたいのです!」


 ぐっとこぶしを上げて叫ぶ横に、ジト目で・・・


「体格的にも、無理だし好みじゃないから、もうあきらめてね」


 速攻フラれて、プルプル震える、シエル・・うん、かわいそうだけど、何回目かな?フラれたのはw


 そんな娘を横目に、ポコの前に膝をつく。


「ポコ殿、この度は改革的な道つくり拝見しました。このお力をこの都市の発展に、力添え願えませんでしょうか?」

 ポコは考えながら。


「僕の場合、ちょっと魔力が強いからできるけど、ほかの人できるかなぁ?できる人も居るだろうけど・・やり方教えるけど、居るかなそんな人?」


 領主は、ムムムムと考えて


「居ませんな、申し訳ございません。よろしけれは少し協力願えませんか、報酬も弾みます」


「いいよ!主もお金欲しいみたいだし、あと職人も紹介してください。加工してあるんで、指輪とか熟練した、宝飾職人教えてください」


「おおおお!お任せください。でわこちらへ」


 ささっと、豪華な箱?クッションに好物のナメクジをセットを置いてあった。

 ぽこは、目を輝かせてソファに座って


「主行ってきていいかな?」


「いいよ、気を付けていってらっしゃい」


「困ったら、心で三回心で念じてね、急いで来るからね、行ってきます」


「でわ」ペコリと、頭を下げて去っていく、領主と半泣きのシエル。


 ミィと二人きりになって暇になったので、約束のデートをした。


「ミィ最近大きくなってきたね、色々と」

 最近成長が著しくて、特に胸がそして、妙に色っぽい、特に胸がそして、身長も大きくなってるような・・・もしかしてこされる?


 ミィは、ゴブリン族だから余り大きくならないはずのような気がするけど・・


 じっと、下から上目づかいしてくる、その笑顔にドキッとしながら、冷静に答えてる?答えられてるかな?


「え?もしかして見惚れてたかな?」


「うん、綺麗になったね、一ヶ月くらいだけど、女は変わるもんだね~俺も、まだ若ければねぇ」


「わたしは、気にしないよ、あっちの世界に奥さんいるのは知ってるよ、でもこっちでは私しかいないのよ、私はあなたを、コーイチだけを見てる、だからね強引にあなたに着いてきたの!わしじゃダメなの?」


 目に涙をためながら、訴えてくる。


 うん、ここは男の見せ所かな?


「おれも、ミィが好きだよ でも、俺はいつまでこっちに居るか分からない、そんな不安定な奴が、君の気持ちを簡単に受け入れて自分の欲望のまま、ミィを抱き発散なんてしたくないんだ、わかっていた、君の気持ちにも魔眼を持ってることも・・・どんなのかは、わからないけど・・・ときどき、心が乱れてるのを感じてたからね、日本では、いい環境で育ってないから精神面は強いんだよ、耐性がついてるのかもね、仕事場では【フェニックスのタナカ】て言われてるんだよ、受けるくね?でも、こんな俺でもいいなら、近くに居てくれないかな」


 こんな場面になれない、タナカ君は余裕がないのか、ところどころ意味不明なことを言ってる節もあるが、必死に話す。


「それでこいいよ、だから・・・近くに居てね・・・」


 そうして、ついに一つに重なり合う、二人だった。






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