旅の道中2

 シエル(金づる)を助けて歩きでは馬車に追いつかないからと、馬車に乗せられた。


 結構揺れるな、日本のように補正されてないからな、でも魔法があるからできると思うけどな・・・もしかしたら  そこまで、重要視してないのかもしれないな、道路の重要性を分からないかもね。


「ここからどのくらいかかるのですか都市までは」

 今度は、はっきりとシエルが話す、最初っからずっと自分で話せば良かったのにね。


「明日の昼には着くと思いますわ」

 かわいらしい声で耳をくすぐる、でもあの角が気になるな 種族は、何なんだろう?

 ベールをかぶっている端から白いモフモフが・・・・


「気になります?私は一角ウサギの獣人ですの、あまり注目されるのが嫌なのでベールで、隠させてもらってます、ご了承ください。」

 そっか、コンプレックスは誰にでもあるもんね。突っ込まないようにしよう。


「そうですね。気になさらないでください、このまま何起きなければいいですね」

 もう、これ以上ごたごたに巻き込まれず、お金だけほしい1日ちょっとで日本の給料二倍くらいもらえるなんて、いずれ異世界に人運べるようだったら、嫁呼ぼうかな?


 もふっと、膝の上に重みが・・・何乗ってるの、ミィさんや ちょっとおも・・・くない~!

 ジトっと、見てくる瞳が怖い

 後ろからぎゅっとして真っ直ぐ見てもらう、怖いから足が震えるぜ、本能がやばいと伝える。

 ミィは耳がパタパタと動いてかわいい、ついついヾ(・ω・*)なでなでしました。あれ?変な吐息が・・・おっと、無意識に胸を何故だ  さすがに、ここまで人前ではしないぞ、しかも初対面の依頼人の前で。


 さらにジトっと前方から!!


「すみません!!無意識に  いいわけですが、お見苦しいところを  ミィもゴメンね 横に座ってね」

「私別にいいのに」

 すこし、残念そうに横に座る。


「皆さんは、どのようなご関係ですの?先ほど見た限りかなり、親密なご関係のような感じですが」


「わたしが、ミィを雇っているんですよ。この子の世話をやってもらうために」

 バックで寝ている、ポコを起こして挨拶をさせる。


「こんにちわ、ポコです・・主眠いから、寝てていいかな」

 シエルは、目が点になり見つめている 徐々に頬を染め。


「かわいいですわ!このとげとげは何かしら見たことがないですわ、触ってもいいかしら?」

 ポコに、目で確認してしょうがないなと目で訴えて。

 

「反対から触ると刺さるので、そっと手を出してください、そのまま手のひらに乗るんで」

 そのまま手に上り、見つめあう2人・・・


「この子ください、お金はいくらでも払いますわ」

 すごい勢いで、くいついてくる。


「すみません、この子はお金では売れません」

 シエルは残念そうにしてると


「ごめんね、主には、僕がいないとすぐ死んじゃうんで、僕からもお断りします 何もできないんですよ  一人では、かわいい人なんです」


 むむ なんか逆転してる。


 ポコを、膝の上に乗せて次のキャンプ先に、事無く着いた。


 その間に、シエル嬢とミィが仲良くなって、キャッキャッと花が咲いてた。



 平和が一番です。

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