前回の続き◇第四回　２-B探偵団会議◇

松本　港之介

「犯人のもので間違いないのだとすれば、汚れないように取っておくべきではあります。けれど自分たち中学生だけで指紋を調べるのは…」

下島　幸平

「いいじゃん。できなかったらその時はその時だよ。」

伊藤　駿田

「じゃあ早速やってみよう。昼休みに理科室な。」

鈴木　明李

「ちょっと待って。今学校に持ってきてない。」

山神　麻衣

「明日の土曜日、私の家には来れる？」

鈴木　明李

「多分……大丈夫。」

伊藤　駿田

「俺、塾なんだけど。」

下島　幸平

「別にいいよ。一人くらい減っても大丈夫。」

山神　麻衣

「家に顕微鏡あるから多分検証できるよ。じゃあ一時に集合。場所は…中央公園の隣。」

川村　温紀

「OK。一応家にある進研ゼミのやつ持ってくわ。」

伊藤　駿田

「いらねえだろ。あれ性能悪いし。」

下島　幸平

「駿田うるさい。また明日ね、じゃあ解散。」

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