第三話 謎解き
視点 ◇保健 松本 港之介◇
彼は頭を悩ませていた。
犯行可能な人は、
・2年B組、D組の時間割を把握している
・運動神経が良く、窓の隙間から入れる小柄な人
・校内にいても怪しまれない
・薬品を所持することができる
・このクラスや学校に恨みを持っている
いるか?そんな都合の良い人。
可能性が高いのは、先生や技能員さん、業者さんなど。PTAも可能だ。
このクラスのPTAは、下島 幸平の母、下島 奈央さんだ。おそらく小柄だろうが、運動神経は微妙だろう。
そこで、前提条件ととらえるため、自分の母に質問してみた。
昔はテニスをやっていたそうで、運動神経は良い方だろうということだ。
いや、違う、動機がない。
川村 温紀に相談してみた。彼は信頼できる。ミステリーも読んでいたから何か思いつくことでもあるだろう。
しかし、それは意外なものだった。滉平の父では。というのだ。
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