第四話 探偵団

視点◇文化 川村 温紀◇


このままでは拉致が開かない。

個人個人で考えても仕方ない。”探偵団”を結成しよう。



ー事件から4日後。ー


◇第一回 2-B探偵団会議◇


山神 麻衣

「事件が起こったのは、4日前、5/3(木)の昼休憩終了の5分前(13:05)から、5時間目終了の5分後(14:05)の間、60分間です。それ以外は学級の2人以上が教室にいました。」


伊藤 駿田

「ズボンが入れ替わったのは7人、そのうち5人は薬品が塗ってあったそうです。ちなみに僕は塗られていませんでした。」


松本 港之介

「犯行容疑者の条件は、

・2年B組、D組の時間割を把握している

・運動神経が良く、窓の隙間から入れる小柄な人

・校内にいても怪しまれない

・薬品を所持することができる

・このクラスや学校に恨みを持っている です。」


川村 温紀

「よって、可能性が高いのが先生や技能員さん、業者さん、PTAです。

 このクラスのPTAは滉平の母、下島 奈央さん。一方、滉平の父は、たまに補欠としてくることがあるので、校内でも怪しまれず、運動神経もあるそうなので(ゴルフ)怪しいです。」


鈴木 明李

「学園長の清水先生によると、5/3(木)に訪れたPTAは2年生にはいないそうです。」


♪ ♪ ♪ ♪ (昼休み終了のチャイム)


伊藤

「次体育!」


彼らは、光のように走り去った。

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