三上 冬那(みかがみ ふゆな)
朝季の保護者的存在。朝季の義兄、
終戦後の東京軍では参謀の役に就く。
東京奇襲前ファミレスで働いていた時に夕季と出会い、その頃から夕季に惹かれていた。
母親が凪の父、白川洋と大学時代の旧友だった所以で東京内戦では上層部に入れた。両親が駆け落ちで母が早くに死去したため経済的に苦しく高校にも行けなかったが、頭は良かった。
夕季の殺処分を馬鹿正直に彼に伝えたこと、彼の遺言に従って中央突破の行為を止めなかったこと、自分で考えれなかったことをずっと後悔していた。
夕季の処分を止めず助けることもしなかった洋を恨み、凪に時々嫌がらせをしていたが、それは自身の後悔をごまかす為。夕季の死を誰かのせいにしたかったが世界戦争時、「一番許せないのは、あの時、行かないでと声を上げなかった自分自身」ということを自覚し、朝季を差し出すくらいなら抵抗して戦争をしようと、宣戦布告を受け入れた。
誕生日が5月で、夕季から毎年カーネーションの花を贈られていたが、当時は「母の日だからだろうな」程度にしか思ってなかった。
終戦後、朝季から「夕季が誕生日に花を贈るのは、その時その人に言いたい花言葉を伝えるため」と聞き、カーネーションの花言葉を調べて夕季から愛されていたことを知る。
中央突破の夜には、白いカーネーションのイヤリングを受け取っている。
白いカーネーションの花言葉→私の愛は生きています。
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