茉理 隼人(まつり はやと)

茉理まつり 隼人はやと


 人間兵器アテンダーの開発及び修繕を行う学医がくいの資格を持つ。戦内戦中は北域部隊司令長の職に就いていた。


 東京軍では総司令職を務め、三十人程度なら同時に声を聞くことができる。人間兵器アテンダーを開発した、最初の学者の息子で、本名は姫乃隼人。


 父の自害後、東京内戦の支配者である上層部に、妹と共にその身柄を押さえられた。

『生きていればなんとかなる』の理念をもとに、プライドを捨てて上層部の駒として支配側についた。だが、父親自害を知らなかった実妹、姫乃小鳥に全ての真実を知られ、離別する。

 小鳥が川に身投げするという逃亡方法をとった為、死んだと自分に言い聞かせ上層部にもそう報告していた。内心は、生きてどこかで自由に、普通の女の子として暮らして欲しいと思って上層部に虚偽の報告をした。

 その後は姫乃姓を隠し、母親の旧姓である茉理姓を名乗る。


 第二部で小鳥と再会するも、「父を殺した東京上層部が許せない」と東京軍を滅ぼす新組織を設立し、兄妹で対立することになる。しかし小鳥の専門分野は医療だったため、小鳥を司令塔に置いたNCCFは指揮がうまく機能せず、敗北する。

 決着戦の際は自ら現場に赴き、小鳥と和解する。


 東内戦の頃から三十人程度なら同時に声を聞き取れるという能力を持っていたが、世界戦争時にはその幅を広げ五十人以上の兵を同時管制していた。

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