キャラクター
白河 朝季(しらかわ あさき)
人工脳を持つ、最初の学者(姫乃博士)が作った世界で唯一の
研究所に囚われていたが、東京内戦の概要を知って自暴自棄になった姫乃博士の手によって牢屋が開錠され自由を手に入れることに成功する。その時に施した術によって、研究所での記憶を無くしていた。その後に逃げ込んだ民家で白河夕季に拾われ、彼の義弟として育つ。
年齢不詳だったが、夕季により十歳と定義され朝季の名も彼から与えられた。
詳細に教えたわけではないのに融合生成能力の仕組み、ほぼ全ての物質を暗記し性質・変化を理解していた。その異常な能力、記憶喪失にしては不審な点が多いことから、夕季は初期から朝季がただの人間でないと理解していた。
白い子猫を飼っていたが、ある日突然帰って来なくなり、義兄の言葉を汲み取って猫が死んだことを悟る。その頃はまだ幼く、純粋に悲しみを感じていた。その件があった故、景子の保護に対しては自ら必死に動きかけた。
東京内戦時は北域部隊隊長に就いていたが、前任である義兄、白河夕季の死によって無気力、無関心になり、部下の死に傍観者になっていた。悪く言えば、殺処分される者たちを見捨ててきた。しかし凪と出会い、他人の大切さを思い出し、内戦終結の為に行動する。
終戦後に結成された東京軍八部隊五編制の一番(精鋭)部隊隊長を務め、全隊士への指令権限も与えられている。
異性から好意をもたれることが多いが、全く気付かない。伊沙に至ってはその好意を冗談だと思っていた。凪に関しては彼女の恋情に興味はあったが、三次との仲を勘違いして一歩引いていた。
第三部では凪に求婚するルイに嫉妬し、周囲が困惑する程のあからさまな態度をとっていたが、それが恋ゆえとは思っていなかった。
世界戦争でルイとの対戦中に「夕季、俺、好きな子ができた」と無意識に呟き、そこでようやく自身の気持ちを自覚する。
人造人間であるがため本物の家族がいなかった(義兄、義妹、いずれにも義理がつく)が、凪に告白したことで妻やがて子と本物の家族を手に入れる。告白の言葉は「家族になって欲しい」で、交際0日でプロポーズしたことになる。
義父である白川洋とは上司と部下の関係にあたるが、一度、「凪のことは仲間としかみていない」と発言してしまっていたため、義実家では最初、肩身が狭かった。
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