綾音 たすく(あやね たすく)
凪が戦場入りした際に教育係になった
東京内戦が始まってすぐ、[東京送り確定孤児院]に入所させられた。「迎えに来る」の母の言葉を信じていたが叶わず、施設内で浮いた存在になり問題を起こしていち早く戦場に送られた、一番最初の孤児院出身者。それ故に洗脳も強く、経過観察対象だったため長年生き延びる事ができた。
父親だと教えられた男は百人以上いる。それが虚言か本当に関係を持った者達なのかはわからないが、母の恋愛観がおかしいことはたすくも理解している。そのため男女の恋情を厭うようになったが、他人の恋感情に敏感ですぐに気づいてしまう。
孤児院を出る際、修二に「俺は子どもを作らない、だからそういう行為もしない。お前もそうすれば?」と言われ、生涯そういう行為はしないと約束した。
孤児院の「隣人は他人」教育と東京の「他人を知るな」理念に染まり、他人の死に涙を流すことはなかった。
終戦後に「自分はおかしい人間なのでは?」と思い始め、物事をよく知ろうと考える事を始める。
母親は世界一嫌いだけど世界一好きで、同じように父親を世界一嫌いで世界一大好きな愛理に対して親近感を抱いていたが、戦時中に仲間の死に対して泣かなかったことで対立し、「あなたはきっと、私が死ぬ時でさえ泣かない」と告げられた。
後に愛理に対して、「お前も俺も親に捨てられたんだよ! 愛されたことのないやつが誰かを愛せるはずがない」と暴言を吐き、世界戦争直前に六番部隊のチークワークは乱れていた。
八部隊五編制では、六番(銃火器)部隊隊長。
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