第14話 カクヨム療法

 カクヨムで「私のうつ病日記」を書き始めてから、ぐるぐる思考やマイナス思考に陥らないようになった。そして、今では、うつ病が治るも治らないも、自分次第という気づきを得た。


 カクヨムによって、自分の状態が客観的に見れる。そうすると、気づきが生まれる。そうだったのかと合点がいって、自分がどうすればいいのかが見えてくる。

 

 私はまだうつ病の治療の途中にいる。もちろん服薬はしている。でも、そろそろ、薬の力だけではなく、自分の努力で、治る時期に来ているのではと思う。主治医の先生からは、「仕事をしたい」とものすごく前のめりになっていると言われた。焦りは回復の最大の敵である。


 「働くのは来春から」と言われている。なのに私はものすごく焦っていたわけだ。だから、状態が良くならない。


 そこで、その焦りを文章に繰り返し書いてみた。そうしたら、やっと、昨日、何かが降りてくるみたいに「無理やりにでも、先のことは考えない」という気持ちが湧いた。回復は自分の気持ち次第だということに気付いた。


 たくさんのことに気付けた。


 そして、自分がどれだけ前のめりだったか、よくわかった。


 カクヨムのおかげで、いろいろなことに気付くことができた。


 まさにカクヨム療法だ。


 自分の病状を書くことで、回復への手がかりに気付けた。


 読んでいただきありがとうございました。

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