第13話 カクヨムでの気づき
カクヨムで「私のうつ病日記」という闘病記を書いているが、この作品を書くことで、大きな気づきがある。
「働くのは来春」と主治医に言われ、それまでは治療に専念する日々の思いをいろいろ書いているのだが、書いているうちに、「ああ、そうだったのか」「なるほど、そう考えればいいのか」など、書くことによって、自分に気づきが生まれ、それが回復に役立っていると思う。
心の中で独り考えていると、どうしても、うつ病特有のぐるぐる思考、マイナス思考に陥ってしまうのが、文章を書くことによって「そうか、そういう風に思えば、いいんだ」とか「こういう風に受け止め方をかえればいいんだ」とか前向きになれそうな考えが、自然と出てくる。
例えば、書く前は、気分が落ちている自分の気分を何とか上げようと焦っていたのが「焦ると余計に苦しくなる。焦らなくていいんだ。今のありのままの自分を受け止めて淡々と過ごそう」と気づくことができた。
苦しみを文章にすることで気づきがある。その気づきを受け止めることで、行動を変えることができる。
そうして、少しずつ、心が強くなっていく。
強い心がなければ、働くことはできない。
書くことによって、気づきがあると、それまでの自分のことが客観的に見える。それがまた、自分の行動を変えていく。
認知行動療法につながる効果がカクヨムにはある。
そして、その文章を誰かに読んでもらうことで、勇気をもらえる。応援してもらっているような気持になる。
カクヨムはそういう気づきの場としての力もあると私は思う。
読んでいただきありがとうございました。
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