第7話 シエスタ、とある会話、1かもしれないし、これで終わりかもしれない
昼下がり、過ごしやすさもたけなわになりて。
小猫子「最近はよく眠れないにゃー。向こうへ行ったりあがっていった人がこっちでうろうろしているから〜、居心地よくお昼寝できないのだー」
悪魔嬢「どんなになってもしたい心は滅却、透徹しきれるものではないものですからね。なってしまって迷惑をかけて手痛い目にあったものたちもいるのだもの。このようでは、どれだけ自分も、他人も好きになれるかによるのだわ」
カップの紅茶を控えめに口に含む。
小猫子「力の論理は好きになれないし、なれあいもお断りだけど、もう少し気遣うっていうか、気をつけて欲しいのがぶっちゃけかなー。やりたいことアピールは割りきちゃっていいから、アフターケアの精神を持っててがアタシ的にはお好みど真ん中ニャ」
ほどよく溶けかかりながら毒舌気味にぶー垂れる。
悪魔嬢「しょうがないわ、見えているようで見えていない、それも自身ではわかりかねているのではないかしら。それよりも、内容が抽象へ向かい、全方位だわ。そもそも、なんのためにおはなししているのかしらね?わたくしはそんなに暇してはないでしてよ」
怒りっぽくまわりを時空震してみせる。
小猫子「アッちゃんはもうちょっとたしなみをおぼえるといいにゃー。もうみんな、どうでもよくなって、好き勝手やっているんだから、後はどんだけしなかったり、ゆずったりして、まわりを盛り立てていくか」
悪魔嬢「お待ちなさいな、やろうとしているものたちに対して失礼。謝りなさいな。わたくしには別にいいわ。せいぜい気にかけてみることね。そろそろいかなくてはならないからまとめるわよ。
シエスタでは、誰もが凄いし、超えちゃっているんだけど、中には選手みたいなものもいる。ゆるーく仲良くどこかに向かっていきたいんだけど、事故みたいはどうしても起こってしまうし、見えていない層ももちろんあるから、せいぜい想像の一助にしかならないかもしれない。それでもこうして会話しているのは、」
双方「意味のあるそうぞうがありうると信じているからに他ならないから」
交錯が迸る。
あいさつをして、めいめいが静かに立ち去りゆく。
あとにはカップが残るのみ。
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