第2話 ほしづくり
行き着くところまで極めた御仁には、星を持つことがステータスになっている。といっても所有ではなく、対象とするという言い方がふさわしい。宇宙まではいかない。世界は所有不可能性が証明されてもう久しい。手を加えて粘土細工のようにつくり上げるものもいるが、粋なのはもとになるたねを撒いて育つのをジィーッと観察するのだ。
うんだ責任は大変大きい。全て引き取るのが暗黙のルールになっているのだが、シェアするのが最近のトレンド。売買行為は既にお遊びに過ぎなく、むしろタブーにしているものが上位を占めているので商人を生きがいにしているもの以外は、向こう見ずな若輩者くらいしかやってはいない。
星を持つなんてめんどくさい、そういっておひとりさまを決め込む輩は後を立たないが、人間はどこかで我が子というか、つながりを持ちたがる存在らしい。
龍娘の友人のひとり、悪魔嬢はかつて宇宙をうみだしそうになったのだが、彼女曰く、時間の取り扱いがしちめんどくさいので夢見の量子結合でスッキリ済ませてしまったとのことだ。
スターメイカーというゲームがものすごく流行っているのを付け加えておく。
ワールドジェネレーターMRは淡白すぎるかどれもがこだわりが強過ぎて辛口レビューばかりなのでどうか察してやって欲しい。
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