「感想」を述べさせていただきますが、その前に気になった点をひとつ。虐待を受けた子が親を殺す。そうしないと虐待から逃れられないから。……という状況を鑑みると、「僕」は未成年で実家の庇護のもと暮らしているような感じがします。殺人を犯したとしても、少年法で守られているし(しかも虐待という事実があるし警察がそれに気づかないとは思えない)、メディアに変な風に流れるということはないんじゃないかな?と思います。
桜さんの作品は以前いくつか読ませていただきましたが、この作品が一番好きです。
海の「いたいのいたいのとんでゆけ」という優しい語り。「ゆけ」とひらがなで書いているところが素敵です。殺人を犯したときの気持ちも、自分を消したい気持ちも、海との対話の中で描かれていますね。それが、多くの読者に受け入れられる書き方につながっている気がします。
素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
少年法は確かに18歳まで適用されますが、殺人など重い罪を犯した場合は適用されません。
そのため、理屈は通るとは思います。
ただ、確かに、変なふうにメディアに流されることはないですね。
そこに関しては設定ガバガバですね。
すいませんでした。
力を入れた作品なので、褒めていただけると嬉しいです。
ありがとうございます。
精神的な痛みには惑わすことすら出来ない
だが手っ取り早い方法がある
それは死
彼は精神を病んでいる為声が聞こえたのだろうか
もしくは本当にしゃべっていたのだろうか
彼は死んだのだろうか
ならば殺人犯は海の可能性
そして病んでいるから
いやそう錯覚しているからか…
わかりませんな
でも確かなのは…
素敵な作品ということです!
作者からの返信
さまざまな捉え方で楽しんでいただけたら嬉しいです!
ありがとうございます!