23
ほろ酔いで頭がぽやっとしているけれど、それがふわふわとして気持ちいい。
名残惜しくもお開きの時間になった。
もっといろいろお話したかったけど、十分素敵な時間を過ごせて私は満足だ。
紅林さんも楽しい時間だったと思ってくれてると嬉しいなぁなんて思っていると、代表でお会計を済ませてきた大島さんが私の肩を押す。
「俺ら明日美ちゃんたち送ってくんで、作業長は早川さんよろしくっす。」
そう言って、紅林さんの目の前へ献上するように差し出される私。
え、待って。
二人きり?
「ちょっ、待っ…、、、」
抗議の声を上げようとしたけど、大島さんは明日美たちを連れてさっさと歩き出してしまった。
困って紅林さんを見ると、目がばちんと合う。
えっと、この状況、ありがたいけど緊張するよー。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます