お母さんにではなくひなみに自分の本音のところにある恐怖を伝えていたのですね。自分の正体を知る相手でないと伝えるわけにもいきませんから仕方がないところではありますが・・・
心春もあんなこと言われちゃ正直に自分の恐怖を言うしかありませんよね。言葉に出して涙を流してしっかり吐き出すことで根本的な解決にはなりませんけど気持ちは少しでも楽になったことでしょう。
お母さんもずっと心残りだった心春の思いを聞くことができてよかったです。
今更ですがお母さんは心春の方が自分の息子だとわかっても心春は心春呼びなんですね。
ひなみの願いは届くのでしょうか?
ハッピーエンドに繋がるためには願いが届いて欲しいところです。
作者からの返信
Euphoriaさん、いつもお読み下さり、ありがとうございます。コメントもいただけて嬉しいです(* ゚∀゚)ノシ
心春が本音を言える相手はひなみしかいないかなと思います。解決はしませんが、本音を言うことは大切だと思います。ひなみのお陰で心春も救われたはずです。
お母さんは、息子が心春として生きると決意したこともありそのまま心春呼びしています。認めたとはいえ実際に話してみないと実感わかないのもあるのかも知れませんね。
いつもは全てを見透かしたように話すひなみですが、自身にも祈るしかできないことが悔しいようですが、それでも心春が起きるなら祈ります。もちろん、ただ祈るだけでなくやれることはやります。
私もお母さんと同じ気持ちになりました……ひなみさんのところで、一応本音が言えていたんだ……
ひなみさんにも同じように答えてもらえて、心春、少しは救われたところもあっただろうな。
気持ちを言い合うことって、現実を助けてくれたりはしないけど、心を分かち合うことで慰められる部分、絶対にありますものね。
「絶対に起こす」と、言ってくれる人がこんなにもいるなんて。心春、良かったね。
ひなみさんの言う通り、心春を助けたのはトラだったときの心春の願いなんだから、こんなにもたくさんの人に願われているならきっと、心春だって目覚められるはず。
たくさんの人の祈りが、努力が、奇跡に繋がりますように。
作者からの返信
Ifさん、いつもお読み下さり、ありがとうございます。コメントもいただけて嬉しいです。
手紙や日記の言葉にも偽りはありませんが、お母さんは心春が全部抱えたまま、今の状況に至ったのではないか。本当の声が聞きたくてひなみを訪ねました。
ひなみ視点でのお話になります。日頃は全てを見透かしたような物言いをするひなみも、このときは何も言えずただ本音を口にするだけでした。
おっしゃる通り、言葉を言い合っても解決はしないかもしれませんが、分かち合うことで救われる部分は必ずあると思います。
ひなみが本音だけで話してくれて心春も嬉しかったでしょうし、ひなみ自身も心春を起こすと決意するに至った出来事だと思います。
優しい願いをありがとうございます。この物語も次回から最終章に入ります。Ifさんを始めとした願いが届くそんな終わりを目指していきたいと思っています。
編集済
「お手紙」と「泣いてもいいんだよ」は、とても刺さるエピソードだと思いました。
お手紙の文面で見せた、しっかりとした意思を感じる言葉。
その内容を読む嘉香さんの気持ちは、どれほど揺さぶられたのだろう。
色々と読みながら心春との会話を、思い出していたのではないか。
なぜ自分は気づけなかったのかと、自分を責めているのではないか。
手紙を読み終わり、眠っている心春の元へ駆けだす姿が強く印象に残りました。
そして「泣いてもいいんだよ」の、心春が抱く恐怖。
手紙では見えなかった、心春の泣きじゃくるほどの恐怖。
それを知った時の嘉香さんは、どう思ったのか。
色々と考えさせられました。
ひなみの祈りという言葉が、本当に救いに感じられました。
今のトラがいるのは、心春が強く祈ったから。
ならば今、皆で強く心春の目覚めを祈ればきっと……
そう言った希望を強く感じました。
心春の存在が必要なのは、圧倒的に嘉香さんだと思いました。
嘉香さんが今一番、心春に言いたいことが一杯あると思いました。
もし心春が目覚めるとしたならば、嘉香さんの強い祈りがあったからこそと、想像してしまいました。
早く起きて心春ーっ(TvT)
作者からの返信
うちはとはつんさんコメントをありがとうございます。
手紙に書いた内容も心春の本音ですが、自分の存在が消えるかもしれない恐怖を誰にも言えないまま眠ってしまったのだとしたら悲しいなと、そう思い嘉香は心春の声を探していました。
今思えば心春の言動に息子を感じていたところがあったなと思っているはずです。
そして真実を知った今、言いたいことが沢山あると思います。
おっしゃる通り、心春が一番必要なのは嘉香だと思います。
心春への祈りをありがとうございます!うちはとはつんさんの声はきっと届いているはずです。