お母さんの中では、やっぱり普段の心春に思うところもあったんですね……
手紙だけ見ると突拍子もないことですけど、普段の心春の在り方とか、そういうところに根拠を見つけると信じる気持ちも芽生えてきますよね……
心春の姿だからこそ着られた服のくだりとか、ずるいな。すごく胸がいっぱいになるし、切ないです。心春になったことで限定的な命になってしまったのに、それをあくまでも肯定的に捉えようとするするのが本当に健気で……
お母さん、息子の死のような事実なのに、どうにか立っていようとするの、強いな。トラを責めなかったのも、強いなって思います。
作者からの返信
Ifさん、いつもお読み下さり、ありがとうございます。コメントもいただけて嬉しいです(* ゚∀゚)ノシ
心春がきて変わった息子に途中から違和感を感じ、心春に幼い頃のトラを重ねていたところがあるので、手紙の現実離れした内容にも納得できたのではないでしょうか。
虎雄のままでは聞けなかった、出来なかったこと。それが心春になったお陰で出来たのだと考えれる。自分の死を前にしてその考えに至るのはおっしゃる通り、健気な子だったのだと思います。
お母さんは、トラを責めたい気持ちもあるとは思います。心春の願いもありますし、実際トラに罪はないですから、それでも文句の一つも言わないのは強いですよね。
手紙にも心春の恐怖を連想させる内容は書いてありませんでしたね。最後までトラを身を考えた内容の手紙でしたね。
お母さんは息子との関係はやや冷たい感じかなと最初の方思っていましたがいざいなくなってしまうとやはり悲しみを抑えられるものではありませんでしたね。もしかすると息子に冷たかったのはどこかに違和感があったからだったかもしれませんが。
手紙の最後の言葉は誤った解釈かもしれませんが『自分の人生は最後まで幸せだった』と言っているような気もします。トラが自分の命を奪ったことで自分の幸せまで奪われたそうお母さんに解釈されないようにそんな思いもあったかもしれませんね。
神様にお願いしてトラが生まれたなら、お母さんの願いで小春復活をして欲しいと願うばかりです。
作者からの返信
Euphoriaさん、いつもお読み下さり、ありがとうございます。コメントもいただけて嬉しいです(* ゚∀゚)ノシ
お母さんにあてた手紙に真実は書けても、自分の思いを書き過ぎるとトラの立場が危うくなることを恐れていたのかもしれません。
お母さんはトラに対して違和感を持っていましたが、常識的に入れ替わるなんて考えには至りませんでした。
手紙はEuphoriaさんの解釈で間違いありません。心春になっても最後まで幸せだったと書き綴っています。冒頭にも書きましたが、トラのことを思っての内容になっています。
この手紙と、パソコンにあった日記を読んで心春の気持ちが書かれていないことを気にしているお母さんは、心春の声を求めます。
優しい願いをありがとうございます(*´-`*)