祈り

俺とみーこは寝る時、一緒に寝てる。

今日も

「みーこ、おやすみ、」

って言ってからキスをする。

みーこは満足そうにゴロゴロ喉を鳴らして、俺にスリスリしてから、寝る。

寝顔をしばらく見つめて、

「大好きだよ、みーこ。」

と言ってから寝るのが俺。


この時、窓が少し空いていたことに俺は気づかなかった。


朝、起きてから寝ぼけている中で

「みーこ、」

と呼ぶといつもは

「みゃっ」

と来てくれるはずなのに、今日は来てくれなかった。俺は体を起こし、みーこを探した。

「みーこ、?みーこ?」

嫌な予感がした。

「みーこ?!どこ?!」

とりあえず居そうな所は探したけどいなかった。

「外に出た、、?」

慌てて外に出る

「みーこ!みーこ!どこだ?!」

どこを探してもいない、俺は泣きそうだった、

どうすればいいのか、なんて出てこない。

それでも考えて、ポスターを急いで作って色んな人に配ったり、お店に貼ってもらったりした。


俺は、みーこが無事に帰って来ることだけを祈っていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る