帰ってきた、天使
みーこが居なくなって、3日が経った。
俺は、なにも集中できない、なにもやる気が起きない、そんな日々を過ごしていた。
「みーこぉ…どこ行ったんだよ、、怒んないからはやく帰っておいでよ…」
きっと、お腹を空かせてるだろう、寂しい思いもしてるだろう、、ただただみーこを待ち続けた。
その日の夕方、ぼーっとしているとどこからか
「みゃ〜!」
と聞こえてきた。みーこを待ちすぎるあまり、幻聴かと思った。
だけどその声はどんどん大きくなっていく。
「みーこ?みーこ?!」
「んにゃっ、」
と弱々しく鳴いた。
俺は慌てて外に出る、するとそこには…
「みーこ…っ!!」
俺は思いきりぎゅっと抱きしめた。
ゴロゴロ喉を鳴らすみーこ。
「ばかっ、、めちゃくちゃ心配したんだぞっ、どこ行ってたんだよっ」
ぽたぽたと俺の目から涙が落ちる
「無事で、よかった…っ」
涙を拭き、みーこを抱きあげ家に入り、ご飯をあげた。
みーこは夢中で食べていた。
「美味しいかぁ〜っ、みーこが帰って来た時のために美味しいの買ってきたんだぞ、」
俺は一安心して、写真を撮った。やっぱり、みーこはかわいい。
「体、綺麗にしようなぁ〜!その後いっぱいぎゅーってさせて!」
「にゃっ?」
「拒否権な〜し。」
「にゃっ」
「あははっ、いーこ!」
お風呂が嫌いなみーこは暴れて大変だった、だけど久しぶりのみーことの時間がとても嬉しかった。
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