励まされる俺。

初めて会った時から、時間が経ってみーこは綺麗な猫になった。

相変わらず、俺の言葉が分かるのか、分からないのか返事はしっかりしてくれる。

「みーこぉ…」

「んにゃあ?」

なによ〜という顔で来てくれる。

「今日、俺さぁ、怒られたんだよ、最近なんも上手くいかなくて、どうしたらいいのかなぁ…」

みーこは心配そうな顔で何も言わず聞いてくれている。

バイト先で怒られ、友達はやりたいことが見つかっているのに、俺は見つかっていない焦りとで、どうしたらいいか分からくなってしまった。


「……っ」

みーこをぎゅっと抱きしめ久しぶりに泣いた。

みーこのあたたかさは俺の心をあたためてくれた。

「あははっ、みーこ、ごめんなぁ、居てくれてありがとうなぁ」

「んにゃっ」

「みーこぉ、、優しいなぁ、、っ」

「にゃっ!」

「なんだよ〜、、あははっ、やめて〜っ!」

ペロペロ顔を舐めてくれる、でも猫の舌はザラザラしてて痛い、、!

「みーこっ、元気になったから!!良いよ、ありがとな!」

ほんとに〜?という顔で俺の事を見てくる。

「みーこ、遊ぶ??」

まん丸のキラキラした目で見つめてくる。

「返事は?」

「にゃー!!」


みーこが居てくれてほんとによかったな、と思いながら、ありがとうという気持ちを込めてたくさん遊んだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る