第7話 マッスル日本刀

 テレレッ♪テレレッ♪テレレッテッ♪Hey!!

 寿司寿司寿司寿司寿司 好き♪

 ファッキュウさん♪


「あのファッキュウという坊主…ただで飲み食いした挙句、『奇凶夜』からキャバ嬢出張させやがって…1週間で200万だと?」

 ショーグンが支出明細を目に通し、怒りでプルプル震えてる。

「ショーグンさん、呼んだのはアンタですよ」

 新右衛門がショーグンの肩をポンポンと叩く。

「オマエも一緒になって騒いでただろ‼」

「誤解よショーグンさん、Youに見張れと言われたから同じ部屋にいただけだよ」

「いかん‼ 怒りでザワザワしてきた…コレくるよ…穏やかな心を持ちながら、激しい怒りで伝説の戦士に変身しそう」

「マジでか? ならアレか? もう一回呼んでキャンッ言わしたろか?」

「どうやってキャンッ言わすねん?」

「ソコだな…ショーグンさん」

 腕組みして「う~ん」と唸る。

 ポクポクポク…ポクポクポク…ポクポクポク…シュ~ン…

「なんも思い浮かばん、HAHAHA」

「HAHAHAじゃねぇ‼」

 ショーグンが脇差を新右衛門へ投げつけた。

 額にコーンと当たって「閃いた‼」

「まことか?」

「OK,ベイベー任せておくよろし」


「ん? おぉ~…もちろん行くYo!! いかいでか‼」

 ファッキュウさん、また酒池肉林の誘いに二つ返事で暗黒寺を飛び出した。


「よう来たな…ファッキュ~ウ」

 ショーグンがニタニタと笑ってファッキュウを迎える。

「来たYo 呼ばれればすぐ来るYo」


 そして何の宴会か解らない騒ぎが始まったのだ。

「呼ばれました~こんばんわ~」

 キャバクラ『奇凶夜』から嬢が派遣され、やよい嬢と、さや嬢がファッキュウの隣に座り場を盛り上げる。

「ところでファッキュウ、ソチの喉に通らぬ物はないようじゃの~」

「Meは好き嫌いないYo 何でも来いYo~HAHAHA」

「左様か…その言葉?」

「もちろんYo」

「では…コレを飲んでみせよ」

 ショーグンがスッと脇差を差し出した。

「はっ?」

「飲んでもらうぞファッキュウ」

 ショーグンがニタッと笑う。

「むむっ…む~っ…こんなもの、さよ嬢でも飲めるYo」

 脇差を手に取り、おもむろに、さよ嬢の豊満な胸にズブズブッと脇差を沈めていく。

「おぉぉ…これは見事じゃ…飲み込んでいくようじゃの~」

「そのと~り、飲・ん・だ・Yo」

「キャンッ♪」

「ファッキュウさんたら…おさわりはダメ、別料金だぞ」

 さよ嬢が右手を差し出して、追加料金を請求したそうな。


 HAHAHAHAHA‼


 ファッキュウさん♪

 テレレッテッテHey!!

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