第563話 ペンタブラック
国が事故を減らすためにある工夫を道路に施した
ベンタブラック
光の反射率が0.2%というほとんど真っ黒にしか見えない物質
それをなんと、ところどころの場所のアスファルトに塗ったのだ
すると、夜になると道路は真っ黒の、まるで何もない場所のように見えるようになった
本当に、地面に穴が開いているかのよう、もしくはそこに黒い壁があるかのように見えた
最初のうちは、慣れないドライバーがその場所を通りかかった時に、穴が開いていると思って避けて事故が起きていたが、しばらくしてニュースなどでとりあげられると、事故は減った
その黒い場所に近づくと、穴が開いているのかベンタブラックが塗られているのか確認するためにスピードを落とすのだ
そこがベンタブラックで塗られていると分かっていても、見た目は完全に穴が開いているように見えるため、そこをスピードを出して通るのは、飲酒運転かよほど肝が据わっているかのどちからのドライバーだけだろう
ただ、本当に穴が開いていることもあるので要注意だ
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