第494話 肩たたき

最近肩が凝るようになってきた




「パソコンのしすぎかな?」




自分の肩をもみながらそう呟くが、誰も返事をしなかった




みんな一生懸命に自分の仕事を終わらせようと、パソコンにかじりついている




これはボヤいてる場合じゃないな




俺は再びパソコンに向かってキーボードを打ち始めた




しばらくして、俺の右肩をトントントンと叩くものがあった




「ああ、悪いな。さっきの独り言を聞いていたのか?」




そう言って振り向いた時




俺の後ろには誰も居なかった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る