第401話 幽霊の住むマンション

私は霊媒師




ある男性から、部屋に幽霊がいないかどうか見てほしいという依頼があった




問題のマンションへ着くと、男性が待っていた




どこか陰鬱とした雰囲気を感じるが……幽霊が出るというせいだろうか?




「どうぞこちらに……」




男性の案内の元、マンションの一室に通される




玄関に入った瞬間、霊の気配を感じた




居る……確実に居る……場所はベッドルームか……?




「……残念ですが、この部屋には幽霊が居ます」




「そうですか……どのような幽霊か分かりますか?」




「これは……女性ですね。何か恨みの様なものを感じます……」




「そうですか……ありがとうございます」




男性は私に依頼料を支払う




私が玄関を閉めた時、部屋の中から声が聞こえた




「いやっふー! これで彼女とずっと居られる! 殺した甲斐があったぜ!」

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