第387話 銀杏の木

こんにちは、山内花林です




県外へ遊びに行った時の事です




紅葉を楽しみに、家族で山へ行きました




天候もよく、丁度葉っぱの色が変わってくる時期で、山のふもとから青、黄、赤と変わっていくのが面白かったです




たまたま、大きな公園の様な場所があったので、車疲れの休憩を兼ねて寄る事になりました




そこには、大きな銀杏の木がありました




黄色い葉っぱが地面を敷き詰めていて、私はその葉っぱの中を歩いていました




すると、誰かが苦しむ様な声が聞こえてきました




辺りを見回しても誰も居ません。銀杏の木の方から聞こえますが、銀杏の樹にの周りには人は居ません




ふと、上の方をみると、木の幹から男性の顔が突き出しているのが見えました




しかし、声は下の方から聞こえます




すると、ちょうど男性の顔が突き出している真下に、他の地面とは少し色の違う場所がある事に気が付きました




声は、そこから聞こえてくるようです




「そろそろ行くぞー」




父親に呼ばれ、私はそこを立ち去ることにしました




県外の事なので、そこで何があったのかは知りませんが……もしかしたら何かが埋まっているのかもしれません

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