第319話 図書委員

俺は図書委員だ。といっても、他の委員をやりたくなかったから選んだだけだが




俺の高校には結構デカイ図書室があり、その本の整理や貸し出しを生徒がする事になっている




各クラス2名、どちらかが貸し出し担当、どちらかが本の整理で日替わりで担当している




俺は今日は棚の整理をしている。貸し出しの登録がめんどくさいし、俺の方が身長が高いから片付けには向いていると思う




俺はいままで別に幽霊を信じるとか、不可解な現象を体験したとかは無かったつもりだ




ただ、一緒に図書委員になった子と一緒に居ると不思議なことが頻繁に起こる




いまも、落とした本を拾おうと、丁度開いていたページに大きな目玉が見える




……見なかったことにして本棚に片付ける。こんなことが日常茶飯事にあるんだ

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