第316話 タイムマシン

俺は復讐を目的に、研究を続けていた




何の研究かというと、タイムマシンだ




苦節30年、とうとうタイムマシンが完成したが、寝食を最低限しかとらず、稼いだ金もすべて研究に使ったため、まるで骸骨の様な風貌になってしまったが、仕方の無い事だ




燃料はいまだ世間では見つかっていない未知のエネルギーなのだが、それが溜まるのを待つ




数日たってやっとエネルギーが溜まった




「よし、復讐しに行くぞ」




俺は過去に戻り、俺をイジメた同級生を殺した。殺害にも未知のエネルギーを使ったため、この時代では証拠は絶対に見つからないだろう




「さあ、帰ろう」




俺は長年の恨みが晴れ、すがすがしく未来へ戻った




しかし、この未来では何と殺したはずの同級生が生きていることが判明した




殺したことで未来は分岐し、別の未来になってしまったようだ




数日待ち、エネルギーが溜まったらもう一度過去に戻ろう




そう思っていたら、同級生の息子を名乗る者が未来からタイムマシンで俺を殺しに来た




もう、何がなんだか分からねぇ!

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