第301話 メモを辿ると

山奥に、大層おいしい料理が出るという隠れた名店があると聞いた




ホームページなどには全く載っていない、実質紹介者専用の店のようだ




それは偶然だった、飲み屋で意気投合した男性からその店の事を知った




私はFacebookに食べ歩きのリポートを乗せる程、食にどん欲だ




男性からもらったメモの場所に行く。そこはバス停だった。メモには、バス停の椅子の下を調べろと書いてあった




椅子の下を調べると、新しいメモがあり、次の行き先が書いてある




ものすごくめんどくさいと思ったが、そうまでして隠されている店だと思うと諦めるという選択肢は俺にはなかった




バスに乗り、キャンプ場へ着く。そこの管理人にこのメモを渡せと書いてあったのでメモを管理人に渡すと、次の行き場所のメモをくれた




少し林に入ったところに一軒家があった。メモには4桁の番号が書いてあり、家の玄関には番号を合わせるタイプの鍵が付いていた。メモの番号を合わせると、鍵が開いた




これでやっと飯にありつける。そう思って中へ入ると、部屋の真ん中にメモがあった




俺はそのメモを拾おうとした時、落とし穴があった。落とし穴には小さな毒針が敷き詰められており、体がマヒするのが分かった




落とし穴には横穴があり、その先はレストランになっていた




「ようこそ、人肉のレストランへ。まあ、君は食材の方だがね」




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