第248話 VR
VR……ヴァーチャルリアリティ
フリーゲームで流行りのホラーゲームがVR対応と言う事でやってみた
よくあるホラーゲームで、屋敷を探索していると悪霊が襲ってくると言う奴だと説明書にあった
開始すると、真っ暗だった画面に光が灯る。それと同時に牢屋の扉が開く
「へぇ、本格的だなぁ」
恐らく地下であろう通路を歩き、無人の牢屋の前を通りすぎる。すると、無人であったはずの牢屋から声がかかった
「このゲームは初めてか? 初めてならもうやめておけ。今なら引き返せる」
「ゲームなのに内部のキャラがゲームって口にするのはなんか違うよなー」
俺はそう思って無視して先に進んだ。通路はほぼ一直線で、さらに悪霊なんかも出てこない。まだチュートリアルか? と思ったが、そもそも操作方法などのチュートリアルや、ルールなんかもでてこなかったな
突き当りに石の階段があったので登っていく。すると、突然目の前にピエロのような顔が現れた
「うわっ!」
俺はびっくりしてリアルで尻もちをついた。そして、GAME OVERの文字がでて、画面が暗くなった
「これ、無理ゲーだろ」
俺はそう思ってあっさりとアンインストールした
後日、このゲームをプレイした学生が行方不明になる事件があり、警察が調べたところ、アクセスを逆探知して居場所を突き止め、誘拐したことが分かった
誘拐された学生は、すでに殺された後であったらしいが、発見された場所はとある屋敷の地下牢だったそうだ
ただ、犯人はまだ見つかっていないらしい
ピンポーン
家のインターフォンが鳴った。カメラを覗くと、ピエロの格好をした知らない男性が立っていた
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