第215話 公園で

公園で小学生の男の子が亡くなる事件があった





ジャングルジムに上っていた男の子は足を滑らせて頭を打ち、帰らぬ人となった





それからしばらく、遊具の安全性を確かめたりするため、遊具の使用が禁止されることがあった





その公園には、砂場、ジャングルジム、滑り台、ブランコ、グローブジャングル、木馬、シーソー、うんていなど様々な遊具があり、小学校のグラウンドくらいの広さがあるので子供たちの遊び場だった





結局、ジャングルジムが撤去されて公園が再び解放されたのだが、それから不思議な事が起こっていた





誰もいないのに揺れるブランコ、いつの間にか作られている砂山、夜になるとキコキトと鳴る木馬





それが気味悪がられ、親は誰もその公園で子を遊ばせなくなった





しばらくすると、それらの怪奇現象がなくなったので再び子供たちが遊ぶようになった





しかし、やんちゃな男の子が、うんていの上に上り、足を滑らせて頭を強く打ち亡くなった





そのため、高さのある遊具が撤去されて砂場、木馬、シーソーだけになってしまった





それ以来、夜になるとシーソーが揺れるようになった。子供たち2人で遊んでいるのだろうか?

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