第202話 形見のネックレス
こんにちは、山内花林です。
皆さんはいつも身に着けているものってありますか?
私の場合はいつもお守りを身に着けています。なぜなら、それが無いとすぐに霊が寄ってくるからです
ちなみに、友達のお姉ちゃんの場合は、母親の形見のネックレスだったそうです
友達のお姉ちゃん、長いので仮にNさんとします。Nさんは中学生ですが、いつもネックレスをつけています
そのネックレスは華美なものでは無く、落ち着いた物だったそうですが、中学生で装飾品をつけている人なんてほとんどいません
Nさんはクラスで大層目立ったそうです
ある日、それをよく思っていない女子生徒のグループの一人が、体育の時に外していたそのネックレスを、勝手に借りる・・・つまり、盗みました。本人は少し困らせてやろうと思ったと言っていたそうなので、本当に盗むつもりはなかったようです
Nさんは当然体育から戻ってきて、ネックレスが無くなった事に気づくと、担任の先生に伝えたそうです
しかし、先生もめんどくさいのか、警察沙汰にしたくないのか、「探しておくから帰りなさい」と言われたそうです
しかし、次の日あっさりとネックレスは帰ってきたそうです
盗んだ女子生徒は、Nさんに謝ると、次の日から不登校になったそうです
その女子生徒が言うには、ちょっとつけてみたら、チェーンが縮んで首が閉まったそうです
本当に死ぬ一歩手前でやっと緩んだらしいので、そんな体験をしてしまうと、将来もネックレスをつけられなさそうですね
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