高速道路で追突事故が起きた

道路の真ん中に止まっていた軽自動車に、普通乗用車が追突した

この事故によって普通乗用車に乗っていた30代の男性が重傷を負った

時間は午前3時と暗い中で、ブレーキランプの点いていない軽自動車を発見するのは困難であった事が原因だろう

ただ、軽自動車には誰も乗っていなかったため、付近の捜索がなされた

軽自動車は盗難車で、持ち主が乗っていた可能性は無い。実際に持ち主にはアリバイがある

不思議な事にＮシステムに軽自動車が通過した記録が無かった

まるで、突如高速道路に現れたかの様だ

捜索の結果、高速道路の外で白骨死体が見つかった

白骨死体は数年前に行方不明になっていた女性と判明した

重傷を負っていた男性の意識が戻り、事情聴取が行われた

その男性によると、別れ話の末、女性を車の中で絞殺し、そこへ捨てたことを認めた

「夢を見たんだ……犯行を認めなければこのまま連れて行くと」

軽自動車は中古車で、前の持ち主はその女性だった

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