第166話 コインランドリーで

私は専業主婦をやっている。年齢は伏せさせてもらう




梅雨も続き、なかなか洗濯物が乾かないので、コインランドリーも使って洗濯することにした




家では下着類、コインランドリーでは普通の服やシーツを洗うことにした




コインランドリーを利用するのは初めてなので、こそこそと下見をしたのは秘密だ




私は洗濯物を手提げ袋に詰め込んでコインランドリーに向かう




いつも、ここの道を通る時にチラリと見た時には結構利用している人が居た様な気がしたが、今は誰も居ないようだ




洗濯機は1つを除いて空いているようだ




私はラッキーと思い、洗濯機を2つ使って一気に終わらせることにした




ついでに、洗濯中の時間を使って買い物をしてこようと思う




買い物を終え、コインランドリーに入ると、私の洗濯物は終わっていたが、もう一つの洗濯機はまだ動いていた




私の他に訪れた人も居なかったようだ




私が洗濯物を洗濯機から取り出していると、その動いている洗濯機から猫の鳴き声が聞こえた気がした




私は、好奇心で何を洗濯しているのか気になった




まさか、本当に猫を洗濯しているのか?




そう思って覗いてみると、赤ん坊の顔がべたりとフタに張り付いていた




私が茫然として見ていると、赤ん坊は「にゃー、にゃー」と泣き出した




私は慌てて外に飛び出した




すると、たまたまコインランドリーに入ろうとした人が居た為、私もこわごわと中へ戻る




すると、洗濯機は止まっていて空になっていた




それ以来、私の家では洗濯機が2台になった


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