第156話 ネットストーカー

私はもともとネットは詳しくなかった





友達から誘われて、一緒にFacebookをすることになった





登録は、二十歳の女性(2歳サバ読み)とした





ネットで情報を集め、居場所がばれないように写真などには気を付けて投稿していた





友達は1週間で飽きたのか、更新が滞っていたが、私は逆にはまってしまった





友達も100人くらいに増えたころ、私が記事を書くと、すぐに反応する人が一人居た





その人のFacebookを見に行くと、高校生の男子の様だ





私は、Facebookの他に、Twitterをやると、すぐそこにもその子から返事がついた





もしかして、と思ってmixiに登録しても、その子がついてきた





私は、特に何かされたわけでもなく、内容についても特に変な事は無い





しかし、コメントが早すぎる。私が投稿してから遅くても10分以内にコメントがつくのだ





試しに、夜の12時や、学校に行っているはずの日中の10時に投稿してもすぐにコメントがついた





一緒にFacebookを始めた友達から、「イケメンから会いたいって言われたんだけど、怖いから一緒についてきてくれない?」と言われたが、私は危険を感じてついて行かなかった





しかし、友達が「会っちゃった。○○の事も聞かれて、一緒の大学だよって言っちゃった」





私は友達に怒ったが、別に変な事は起きなかった





ただ、視線を感じる事と、私の投稿後1分以内に返事がつくようになった

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